遠くのポイントを狙え!「半遊動」ウキサビキ仕掛け

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手前に落とす基本のサビキに慣れてきたら、遠くのポイントも狙ってみましょう!
ウキを取付けて仕掛けを投げることで、更なる釣果をあげる事が出来るようになります。
ウキを固定せず、タナ(水深)を調整できる「半遊動仕掛け」を使えば、浅いタナ、深いタナでも大丈夫!
少し道具が増え、仕掛けが複雑になりますが、これを覚えると他のウキ仕掛けにも応用できるようになりますので、
是非とも身に付けてレベルアップしてください!

まずは通常のサビキ仕掛けにウキを付けるために何が追加で必要になるかを説明します。

まずは当然ウキ。大きさが色々ありますが、下カゴの重さによって号数(ウキに標記してある数字)を選びます。下カゴの場合は8号か10号を選べばOKです。色はオレンジや黄色があり、海に浮かべて見やすい色を選びます。

・ウキ止め糸

タナ(水深)を決めるためにラインに結び付ける糸。ラインの太さ(号数)でS・M等のサイズを決めます。3号のナイロンラインならSサイズで良いです。ゴムタイプもあります。目立つように蛍光色が多いです。

・シモリ玉

ウキ止め糸とセットでウキの位置を決めてタナを決める大事な小物。プラスチックの玉に小さな穴が開いています。

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・からまん棒

サビキの場合は無くても大丈夫ですが、仕掛けとウキや道糸が絡むのを軽減するための小物です。ウキ止めゴムとつまようじで作成することもできます。

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※ほとんどの道具はダイソーでも売ってます!安くすませたいなら100均に行って探してみるのも良いでしょう。

・半遊動ウキ仕掛けのセット方法

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道具が揃ったら早速いつものサビキ仕掛けにウキを取付けましょう!

まずは完成図からご覧ください。

通常のサビキ仕掛けに
・ウキ止め
・シモリ玉
・サビキウキ
・からまん棒(無くても可)
以上の4(3)つを追加することで、半遊動ウキサビキ仕掛けが完成します。
※以降に動画の説明もあります!

1.ウキ止め糸を道糸に結びつける

リールを竿に取り付け、ライン(道糸)を出し竿のガイドに通します。
ある程度竿先からラインを引っ張り出したら、まずはラインにウキ止め糸を結びつけます。結び方はウキ止め糸のパッケージの裏側に掲示してありますのでご確認を。ラインに沿って輪を作り、その輪に2~4回糸を通して締め付けます。
結び付けたウキ止め糸の位置をリール側にずらすとタナは深くなり、仕掛け側にずらすと浅くなります。

2.道糸にシモリ玉→ウキ(→からまん棒)の順番で通す

ガイドに通した道糸の先に、まずはシモリ玉を通します。
シモリ玉には2ヶ所穴が開いていますが、よく見ると大きさが若干違います。小さい穴から道糸を通してください。

次はサビキウキを道糸に通します。サビキウキの下の方には道糸を通すための「シモリペット」と言う物が最初からついていますので、それの穴に道糸を通してください。

因みに・・・

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※シモリペットの道糸を通す部分は樹脂製の物がほとんどですが、しばらく使用すると、仕掛けを投げた時に道糸との摩擦で穴が縦に広がり、道糸の滑りが悪くなり、半遊動ウキが機能しなくなる場合があります。私は金属性の物(amazonリンク)に付け替えています。

次のからまん棒はサビキの時はつけなくても良いですが一応ご説明。
取付けると、仕掛けとウキや道糸が絡むのを軽減してくれます。
1個目のゴム管は細い方から、2個目は太い方から道糸に通しプラようじを差込み固定します。
取付ける位置は、道糸の端に結び付けたスナップサルカンから、からまん棒の先までがウキより少し長くなるような位置で固定します。

スナップサルカンの先にサビキ仕掛けとサビキカゴを取付ければ、半遊動サビキウキ仕掛けが完成です!

3.釣り場の水深に合わせてウキ止め糸の位置を調整する

実際の釣りに行くと、場所によって水深は様々。
釣り場の水深や魚が居そうな水深によって、ウキ止めの位置を移動させタナの調整が必要です。
ウキ止め糸を結ぶところで触れていますが、結び付けたウキ止め糸の位置をリール側にずらすとタナは深くなり、仕掛け側にずらすと浅くなります。

半遊動ウキサビキの注意点

タナの調整はこまめに

海には干満がありますので、常に水深が変わります。また、魚のいる場所も時と場合によっては変わります。
私がアジを狙う時は、深めのタナから狙い、釣れなければ徐々に浅くしていきます。
下げ潮の場合、深めを狙っていると、徐々に浅くなって、サビキカゴが底に着いてウキが横たわってしまいますので、その際は少しウキ止め糸を仕掛け側にずらし、タナを浅くします。
状況に合わせてタナの調整が出来れば釣果に結びつきますので、常に意識しましょう。

ウキ止め糸はいつの間にか位置がズレます。タナボケに注意

タナボケとは、目当てのタナに仕掛けが合っていない状態を言います。
浅めのタナを狙っているのに、いつの間にか深くなりすぎて、仕掛けが着底してウキが寝てしまう事があります。
原因は、投げる時に釣り竿のガイドにウキ止め糸が当たってリール側にずれてしまう事が多いです。
逆に深めを狙っているのに、ウキ止め糸が仕掛け側にずれてタナが浅くなることもあります。
これは、道糸を巻き取る時にリールのラインローラーウキにウキ止め糸が引っかかり、糸だけ巻いてしまう時に起こります。
どちらもウキ止め糸をしっかり結ぶ事や、ウキ止め糸のサイズを落とす(細くする)事で解消することもありますが、ウキ止め糸はどうしても少しずつ緩みますので、こまめに締め直すことも必要です。
私はどうしてもウキ止めがズレる時はウキ止めを2個結びつけたりします。
このタナボケを防止するために、ずれにくいウキ止めを探す旅(?)に私も出かけましたが、未だにこれだ!と言う物にはたどり着けていません。ゴムタイプの糸はずれにくいけど結びコブが大きくなりがちで、ラインローラーに引っかかりやすかったりガイドに干渉して飛距離が落ちたり、小さいゴムのビーズタイプは一度緩むともうずれまくりですし、メリットデメリットがあって、どれを選ぶか迷います。
数多の釣り人がこの問題にぶつかっていますので、ネット上には様々な考察が転がっています。
自身で研究するもよし、他人の考察を頼るもよし、とにかくウキ止めはズレないように心掛けましょう。